● 「快善生活メタボーイ」 新発売

  • 2009.03.21 Saturday
  • 08:04
改善生活メタボーイ

面白そうな製品名に、すぐに飛びついてしまう私です。
改善生活メタボーイですよ。

■ 内容量:75ml、希望小売価格:280円(税込み)

栄養ドリンクは、100mLか、50mLのものが大半を占めますから、
75mLというのは、その中間的なサイズ※ですね。

ちなみに、これは清涼飲料水です。

※医薬品、医薬部外品の栄養ドリンクは、100mL以下と決められている。
通称、100mLのものをドリンク剤、100mL未満のものをミニドリンク剤という。清涼飲料水は、食品扱いのため、容量の制限がない。

■カロリー:0 kcal(75mL中) スッキリレモン味

■成分  :
・L - カルニチン
・コエンザイムQ10
・シトラスエキス
・マンゴージンジャーエキス(マンゴーのような香りのするウコン属の香辛料)
・アカショウマエキス(ユキノシタ科 チダケサシ属 赤升麻)
・ビワ葉エキス
・L - シトルリン(スイカ、ゴーヤ、きゅうりなどウリ科野菜に多く含まれるアミノ酸の一種)
・カキエキス

● もう答えは出ている-「ネット通販の是非」

  • 2009.03.03 Tuesday
  • 05:00
2009年2月24日(火)
医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会が開催されました。
これには、日本オンラインドラッグストア協会理事長 後藤玄利委員(ケンコーコム社長)と三木谷浩史委員(楽天株式会社代表取締役会長兼社長)代表取締役社長が参加し、参考資料を提出しました。

参考資料には、
● 通販がないと困る人がいる(外出ができない人、店舗に買いに行く時間のない人)
● 制度を作った側、ネット販売反対の立場からの意見
● ネット販売が可能になった場合の安全策を具体的にどうするか
などの内容。

一読すれば、制度を作った側およびネット反対派の意見に、「インターネットに対する理解力のなさ」があることが浮かび上がります。

資料中、私にとって最も印象的だった意見は、今回のネット通販規制の省令を作った側(検討部会)の「ネット販売ってやつは、ホリエモン世代がやるもんでしょ。じーさん、ばーさんにはできないっしょ!」的な意見です。

引用ココカラ「私は今までのこの議論をずっと聞いていまして、自分も先生と同じ年なので(笑)、要するに、このインターネットとかメールといった新しい技術の情報、ホリエモン育ちがやっているやつですね、ああいうのを果たしてユーザーのどのくらいのパーセントの人が理解できて使いこなせるかというのは、ものすごく疑問ですね。せいぜい10%いけば御上々だと思います。私なんかは古い人間ですから、じいさん、ばあさん、本当に必要な人たちが使う場合には、基本的にはやはり昔ながらの対面で説明をきちっとする方が重要になると思うので、方法論が広がることは僕は否定しません。けれど、それがすべてのようなふうに持っていかれると非常に疑問に思いますね。」引用ココマデ。

うーん、スゴイ。この方は、「方法論が広がることは否定しない」といいつつ、ネットを肯定するつもりは毛頭ないですね。

私は薬剤師ですが、迷いなく「ネット販売はあるべきだ」という意見にたどり着きます。

ネットは顔が見えないから、危険でしょうか。
ネットでも、良い店・悪い店があります。リアル店舗でも、同様です。

私がほとんどの買い物をする大型ドラッグストアでは、ただのいっぺんも説明されたことはないですけども。そこはとても愛用しているお店で、レジが早くて助かっているので、これからも存続してほしいお店です。

一方で「小さい薬局の方が、親身に説明してくれる」という話は良く聞きます。

確かに、大型店ほど、レジに薬剤師はいません。買い物カゴからピッピッとバーコードを読んでお薬を売ってくれます。きっと顧客名簿に登録のある客以外は、どこの誰さんに売ったのかもわからないでしょう。

どこの誰さんに売ったのか、品目はもちろん住所まで把握しているネット側が、一歩リードしていませんか。

例えば、市販薬に回収命令が下ったとしましょう。なじみ客にだけ連絡できるのが店舗。すべての顧客の住所および購入品目を把握しているのがネットです。

ネットは規制すべきではなく、三木谷社長が提案した安全策を実際に運用してみて、問題が生じたら改善していけばいいのです。というかそれ以外の選択肢はないと思います。

しかし、インターネット業界は、反対する時もエネルギッシュですね。
楽天は、規制反対の署名を70万4千件も集めてます。(2009年3月1日現在)

誰でも社会人になってから一度や二度は「この仕事の仕組みは、明らかにオカシイ」という事例にぶつかったことがあると思います。この省令は「明らかにオカシイ」部類に入りますね。

そういえば、ネット販売の是非を問う激論に押されて目立たないのですが、この省令の中に書かれた正式名称は「インターネット販売」ではなく「郵便等販売」です。電話注文とか、カタログ販売も入ってるのよね。

私が今働いているところでは、すごく丁寧に電話を受けます。30分くらい話を伺うこともめずらしくありません。そうした上で、以前からのなじみ客であっても、現時点(2009年3月3日現在)では、電話注文もダメ!「第3類(整腸薬やビタミンなど)」に制限されてしまうという省令なのです。

東京に住んでいても、体調などの事情があってなんでも電話で購入するような人はいるのです。制度を作った人は、リサーチ不足だと思います。

さらに、本社が地方にあったり、販路が弱いために通販に頼っている「伝統的家庭薬メーカー」は大打撃を受けます。私は、ある伝統的家庭薬メーカーに電話してみましたが、悲しそうな声で「経営は苦しくなりますが、がんばります」と言っていました。

私は、薬の副作用の怖さは十分わかっています。
対面して、あれこれお客さまの話を聞いて、体格や肌の様子なども見て、ピッタリ合う薬を選んで差し上げるのが、そりゃあ理想でしょうけど。

私には「生活者の安全を守る!」をタテマエとした、「新勢力つぶし」に見えてしまうのです。

● 政府が、「OTC医薬品のインターネット販売」を大部分規制

  • 2009.01.17 Saturday
  • 08:00
2009年1月9日、政府は「インターネット販売を含む医薬品のあらゆる通信販売」について、第1類医薬品、第2類医薬品の販売を規制しました。

●市販薬(OTC薬)がリスクによって、3つに区分された

第1類医薬品(薬剤師がいないと売れない)リアップ、ガスター、ホルモン剤、新規成分など
next 書面を使って、説明しなければならない(義務)

第2類医薬品(薬剤師または、登録販売者が売れる)かぜ薬や解熱鎮痛薬、漢方薬や便秘薬、みずむし薬、妊娠検査薬など
next なるべく、説明をしなければならない(努力義務)

第3類医薬品(薬剤師または、登録販売者が売れる)ビタミン剤や整腸薬
next 説明ナシで売っても良いが、相談があった場合は応じないといけない

ポイントは、市販薬の大半が第2類、第3類に含まれるということ。つまり薬剤師がいないと売れない薬が第1類で、全体からみると少数なこと。

富士経済の2007年度の推計によれば、取り扱いが薬剤師に限定される第1類のウエイトは4%弱で、新規資格の登録販売者による取り扱いが可能になる第2類が63%、第3類が33%強と大半を占めている。

リスク分類別にみた2006年の市場(見込み)は、第1類が255億円、第2類が3640億円、第3類が2205億円で、第2類のウエイトが半分以上となっている。


2008年秋ごろから、薬のネット販売をテーマに、論争がヒートしていました。

「ネットで薬を売るのはキケンだから、大部分規制すべき」という意見と、「ネットで薬を買えないのは、消費者にとって不便。時代に合っていない」という意見がさんざんぶつかりあい、

結局、当面は、「ネットで薬を売るのは、大部分規制する(第1類・第2類まで禁止)」に落ち着きました。

この論争によって、2009年6月からの改正薬事法全面施行を遅らせるわけにはいかないので、とりあえず、終結させたという意味合いもあると言われています。

私は、どちらかといえば、「ネットで薬を買えないのは、消費者にとって不便」と考える方です。ネットは選択肢の幅が広い。

ただし、「第1類医薬品」−リアップやガスターやホルモン剤、医療用医薬品から市販薬に転用された新成分など−については、薬剤師による対面販売が適当だと考えます。

市販薬(OTC薬)は、リスクによって3つに分類されたのですが、
今回、第1類医薬品と第2類医薬品がネット販売禁止になりました。

それによって、ネットで買えるのは第3類医薬品にあたる整腸薬とビタミンくらいになりました。

あとネットで買えるのは、薬以外の医薬部外品や健康食品などです。
不便というよりは、不公平な感じを受けます。

禁止された「第2類医薬品」には、かぜ薬や解熱鎮痛薬、便秘薬や漢方薬、みずむし薬、妊娠検査薬などおもな売れ筋が全部入ります。

売上ベースからみても、第2類の占めるウエイトは大きい。
なんとOTC薬全体の半分以上。

私は、第2類の医薬品も、情報提供のあり方や、メール相談対応など販売方法を整備すれば、大部分売って良いと考えます。

政府も、市販薬のインターネット販売(通信販売含む)を未来永劫禁止というわけではなく、将来、法整備の必要性を検討する含みを持たせているそうです。

ここからいきなり、口語調になるね。

だってさ〜、私自身、インターネットでOTC薬を買ったことあるんだけど、ケンコーコムとかすごく気を使って販売しているし、ちゃんとしているなあと前から思っていたわけ。

品ぞろえも、6万点以上から選べるんだよね。
質問に応じる薬剤師さんも常駐しているし。

2008年12月17日付で新聞報道された、自殺に使われた催眠鎮静薬24箱を一度に売ってしまった(2006年5月)事件は、そのドラッグストアが特別にいけないと思うわけ。

通販で過剰に売る店は、はっきり言って対面でも過剰に売ると思うわけ。
ちがうかな?

いくらネット販売とは言え、オートメーション方式ではないでしょ?

アマゾンのように、注文伝票を見て、集荷して箱に詰めて宅急便で送った人が、存在するわけでしょ?

「え〜?24箱も買うの?だいじょうぶ?このヒト?」って、医薬品販売に携わる、ごくフツーの感覚を持っていれば、絶対思ったはずなの。

だから、そのドラッグストアの責任の所在はわからないけど、
24箱売るなんて、ゼッタイありえない。

自殺用に使われたイオウの入浴剤のメーカーは発売禁止に追い込まれたっていうのに(それも気の毒だと思った)、飲むクスリでそのユルさ(倫理感・危機感のなさ)はなんなのって?!

私自身、お店で、催眠鎮静成分入りの解熱鎮痛薬を「10コください」って言われたことがあるの。

相手は、大切なお客さま。

怒らせたらどうしよう?って心配だったけど、いろいろ尋ねてみた。
結局、そのお客様は、あきらめて買わずに帰られた。

でも、何コ以上から問い詰めるのかという線引きは、難しいよね。
数箱なら、常備薬かもしれないし。

でも、私だったら、たとえ通販の荷造り担当でも、お客さんに会わないからいいや、とは思わない。

薬の購入数が多いな、と思ったら絶対電話して事情を聞いてみる。というか、24箱は絶対に売らない。

話は変わるけど。

肝機能障害を起こした女性のケースもあったそう。
対面で相談されたら、大事にいたらなかったのでは?と言うけれど。

対面販売で、副作用について説明されたことある?
私は、一度もない。

肝機能障害は、なかなか予測はつかないと思うんだけど。
だからいいとは言わないけど。

私は、同じ種類のOTC薬を3つ4つ買っても、なんにも言われたことない。
(買い物する時は、もちろん自分が薬剤師だとは言っていない)

対面販売だって、ほとんど大半はセルフ販売じゃない?
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「おだいじに」しか言われたことないよ。

それが2009年の6月から、急に説明されるようになるのかしら。
もちろん、常日頃から丁寧に説明している薬局薬店もたくさんあるだろうけど。

ネット販売でも、きちんと情報提供を行っている企業には、要件を決めて許可するなど法整備をして、もっと販売できる品目を広げるべきだと思う。

どのクスリも、有効性と危険性があるのは、痛いほどわかってる。

それでも、「消費者を薬害から守るために」ネット販売を広範囲で禁止するというのは、やはり偏った意見と思う。

すごく気になるのは、「消費者の安全を守る」というのが、実はタテマエでホンネは別のところにあるんじゃないか?という方が、ネット反対派に少なからず含まれていそうなこと。

それについては、経済学者池田信夫さんが「薬のネット販売規制で得するのは誰か?」と題して、いろいろな可能性を書いておられます。

誰もが参考になると思うよ。

(下記は引用リンクです)
薬のネット販売規制で得するのは誰か?

中に、私が共感できない箇所もちょっとはありますが。

池田さんは、「ガスターを買っても説明されたことはない、用法は箱に書いてあるので、それを守って飲むだけのことだ」と書いておられます。

私は、第1類医薬品に関しては、対面販売のみが良いと考えます。第1類については、「本来ならば」説明すべき内容がたくさんあるから。

「本来ならば」と言わねばならないのが悲しいけど。

私がトランシーノ(第1類医薬品)を買った時は、店員さんが広いドラッグストアをかけずりまわって、ひとりしかいなかった薬剤師さんを連れてきて、とても丁寧に説明してくれましたけど。

ですから、お店にもよりますよね。



以下、日経ドラッグインフォメーションからの引用です。
ココカラ---------------------------------------------------

2009年1月15日
政府が「第1類・第2類医薬品の通販禁止」を明示

政府は1月9日、インターネット販売を含む医薬品のあらゆる通信販売において、改正薬事法が全面施行される2009年6月から、第1類・第2類医薬品の扱いを禁止する方針を改めて示した。

---------------------------------------------------ココマデ

● お笑いと薬・その2

  • 2009.01.05 Monday
  • 23:33
■ お笑いと薬のコマーシャル

● かぜ薬「エスタックイブファイン」は、次長課長の井上聡さん。
2007年の暮れから、井上さんでしたね。

海外旅行の前の日にかぜをひくなんて、避けたいシチュエーションです。

エスタックイブファインには、新スイッチOTC(医療用医薬品が市販薬
に配合許可された)成分である、アンブロキソール塩酸塩が入っています。

アンブロキソールは、のどを滑らかにする作用がある去痰成分で、
医療用では、乳幼児から大人まで使われています。

ですが、エスタックイブファインは、大人用の総合感冒薬なので、
15歳未満は飲めません。


● タカアンドトシの手ピカジェル。ポンプ式の消毒ジェルです。
タカアンドトシは、今年の「獲ったど〜!」でも大活躍でしたね。

ああいう過酷なテレビ番組を見ると、本当に芸能人はスゴイと思います。
二泊三日不眠不休で、海に潜るなんて過酷すぎる。

去年は潜ることもできなかったタカさんが、潜ってウニやホタテをいくつも
獲ってこれるくらい、潜るのが上達していました。

でも、ふたりは寝てないし、めちゃくちゃ寒い海なのよ。
私だったら、きっと倒れちゃう。

あの「獲ったど〜!」は大好きな番組です。
魚が気の毒なシーンも多いけど。

あっ、「獲ったど〜!!」は浜口隊長のオリジナルなんですよね。


● 話を戻して、大正漢方胃腸薬のコマーシャル。
アントキの猪木さんがちらっと出ています。

忘年会の座敷のシーンで、長塚京三さんがあいさつで「食べる前に・・・」と言いかけると、

突然、ふすまを開けて「飲んでますかぁ!!」と叫ぶ、アントキの猪木さん。
ふすまは、すぐさまピシャリと閉められてしまう。


ふふふ・・・、おかしい。
他にお笑いの方が出ているコマーシャルがあったら教えてくださいね。

● 読者のトメハルさんからのお便りです。

こんにちは。いつもメルマガ楽しみにしています。

さて、お笑いのCMですが、

世界のナベアツさんの目薬Zi:のCM「オモロート製薬」もありますよ。
ロート製薬思い切るなぁ(^^;

エドはるみさんも目薬のCMされてましたね、そういえば。

あと、石塚さんの胃腸薬のCM
などなど思いつきました。

お体にお気をつけて今年もメルマガ発行なさってくださいませ。(^^)


▼ オモロート製薬とは、すごいですね。
 ナベアツさんって、あの目つきだけでオカシイですもんねぇ。

 石塚さんの「腸にまで?」「腸にまで?」は有名ですね。
 「腸にまで?の胃腸薬ください」って言われたことあります。


▼ 薬と関係ないのですが、天津木村さんが元旦番組で、

『お正月に出てくるちょっとエッチな番組をぉぉおおお〜
がんばって最後までみるけどぉぉぉ〜おおお〜お、
結局おっぱいひとつも出てこないぃぃ〜。あると思います!』

ってやってました。あ、あほだ。(*´▽`*)

● お笑いと薬・その1

  • 2009.01.04 Sunday
  • 01:36
「やたらと芸人が出てきた」って、さんまさんが言っていました。

そうね、エンタの神様やレッドカーペットなどなど、
「テレビを点ければ、お笑いに当たる」という感じです。
そして、お薬の世界にもお笑いの波が来ています。


■ 「あると思います!」

「あると思います!」という声を聞いて、台所からテレビを見やりました。

あ、エロ詩吟の人だ。
「彼女の部屋に遊びに行った、男の気持ちを吟じます」などと言って、

やたらと語尾を伸ばして「彼女が〜髪をかきあげたらぁぁぁぁ〜」とか、
「部屋に下着が干してあったらぁぁぁぁ〜」
「なんだか今日はイケそうな気がする〜。あると思います!」と結ぶ人。

この天津木村さん、詩吟師範の息子なんですってね。
『なんちゃって詩吟』ではなかったのです。

私は本物の詩吟を聞いたことがないけど、「彼は本物だったのね!」が驚きでした。いつの間にか、医薬品のテレビコマーシャルにまで出てるし。
 
ちなみに「あると思います!」は、新キャベ2コーワのコマーシャルでした。

新キャベ2コーワは、2008年10月22日に発売された興和の新製品です。

キャベ2は、キャベジンブランドの中で、「食前に飲む」ことをアピール
した総合胃腸薬です。

新キャベ2コーワは、従来品の「キャベ2」と比べ、苦みを抑えて飲みやす
い味にしたほか、配合成分の種類や量が変わっています。

新キャベ2コーワには、制酸成分を3種類(乾燥水酸化アルミニウムゲル、
合成ヒドロタルサイト、水酸化マグネシウム)と、

香りの良い生薬のウイキョウ、チョウジ、ショウキョウ、
肝臓に良いウコン、滋養強壮のニンジン、カンゾウエキスのほか、

キャベジンシリーズ共通の胃粘膜保護成分メチルメチオニンスルホニウムク
ロライド(キャベツから抽出した成分)、ビタミンB1(ベンフォチアミン)を配合。

胃を守りながら食欲増進させてくれる、「食前胃腸薬」です。

お笑いと薬・その2に続く

● 「市販のかぜ薬、2歳未満投薬回避」米国FDAが勧告

  • 2008.01.18 Friday
  • 02:44
米食品医薬品局(FDA)は2008年1月17日、生命にかかわる重大な副作用が起こり得るとして、2歳未満の乳幼児に市販の風邪薬やせき止め薬を飲ませるべきではないとする、保護者向けの勧告を発表しました。

米国では昨年、風邪薬などを過剰投与された乳児3人の死亡例が報告され、小児科医らがFDAに規制を要望。製薬会社が2歳未満向けの14製品を自主回収する一方、専門家らによる諮問委員会が「処方せんの不要な風邪薬やせき止め薬は、6歳未満に使うべきでない」と、FDAに具申していました。

AP通信によると、2-11歳についてFDAは2008年春までに結論を出す方針です。医師が処方する薬については、今回の勧告の対象ではありません。

FDAなどによると、風邪の症状を抑えるとされる一般的な市販薬について「6歳未満の子どもへの効果を裏付ける研究成果はなく、使用すべきではない」とした昨年10月の諮問委員会の勧告に一部従いました。

この勧告に先立ち、米国では主要な製薬会社が「飲み過ぎにつながる恐れがある」との理由で2歳未満の乳幼児向け風邪薬を自主的に回収していました。

日本国内では、2歳未満の乳幼児が服用可能な市販薬として、小児用シロップ剤という形で風邪薬やせき止めなどが販売されています。

日本大衆薬工業協会は、これらの薬を服用する場合は定められた用法、用量を厳守することや、1歳未満には医師の診療を受けさせることを優先するよう注意を呼び掛けています。

日本のシロップ剤の濃度は米国の製品の10分の1から20分の1程度。米国でも、日本で販売されているような薬は自主回収の対象にならなかったといいます。

● 気をつけたい!加湿器によるレジオネラ感染

  • 2007.12.14 Friday
  • 11:16
薬局の薬・OTC薬の豆知識

この季節、乾燥しているので、加湿器が大活躍ではないでしょうか。

加湿器があると、かぜをひいて、鼻がつまって口をぽかんとあけたまま寝ざるをえない時など、「のどが、こんなにラクなんだ」と実感します。

しかし、加湿器はきちんとお手入れをしないと、カビが生えるのはもちろん、レジオネラ肺炎の感染源にもなります。

レジオネラ肺炎といえば、クアハウスや温泉などの24時間風呂、
温水プールが感染源として有名です。

当然ながら、細菌は数が多いほど感染力が強くなります。加湿器の中でレジオネラ属菌がたくさん増えると、感染しやすくなります。

今年、平成19年10月に死亡した60代の男性は、加湿器のレジオネラ属菌が感染源と考えられたそうです。

症状発生初日、男性は、37℃台の発熱、咳があり、呼吸の苦しさを自覚していましたが、市販薬内服で様子をみていました。しかし5日後に高熱を出して入院。入院加療されましたが、症状発生初日からおよそ10日後に死亡しました。

この方は、ふだん特別な病気を持っていなかったのですが、それでも亡くなってしまわれたのです。

● レジオネラ症について

レジオネラ属菌は、自然界においては土壌と淡水に生息するグラム陰性の桿菌であり、菌体の一端に1本の鞭毛(べんもう:おたまじゃくしのしっぽのようなもの)があり、運動性である。

レジオネラ属菌は、一般に20〜50℃で繁殖し、36℃前後でもっともよく繁殖する。

レジオネラ症とは、レジオネラ属菌の感染による疾患であり、「レジオネラ肺炎」と「肺炎にならない自然治癒型のポンティアック熱」の2つの病型がある。

なお、レジオネラ症は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において四類感染症に指定され、患者をレジオネラ症と診断したすべての医師は診断後7日以内に患者の年齢、性別、病状、診断法等について最寄りの保健所へ届け出なければならない。



ということで、この冬気をつけたいこと。

● レジオネラの感染源として見落とされがちな、加湿器。毎日タンクの中をすすいで水を入れ替えるだけで、感染力は落ちる

乳幼児や高齢者のいる家庭ではとくに注意。
水は汲み置きやミネラルウォーターではなく、水道水の方が雑菌が増えにくい

● 市販薬はあくまでも軽症の方のためのもの。症状がいつになく辛い、だるさがひどいなど、今までにない症状と思ったら、早急に受診すること

かぜは通常薬を飲んでも飲まなくても、治るまでに1週間程度かかるので、高熱が数日以上つづいたり、呼吸苦がひどいなどを受診の目安とする


ところで、私のとりえは『病気になった人の気持ちが実感できること』です。

けっこう体が弱かったので、ひと通り病気を経験しているからです。

数年前に、初めての肺炎で入院したことがあるんですが、
その時のからだのだるさは、尋常ではなかった。

私はけっこうギリギリまでつらさを感じない(ニブイ)ので、肺炎とは思わず、内科でもらったロキソニン(解熱鎮痛消炎剤)やセキ止めなどを飲んで、なんとか家事もしてた。

発熱から数日後、ロキソニンが切れると、腕をあげるのもおっくうなほどのだるさに。這って台所に行ってロキソニン飲んで、効いてくると立ち上がれるようになるという状態に。

やっと「おかしいかも?」と気づき(遅いよ〜)、ロキソニンなどの処方医を再受診。

「先生、異常なほどだるくて、高熱がつづいて動けない」と言ったら、先生が慌てたように「レントゲン撮ります」そして「今日から入院してください」って。

これは、私が自覚症状に乏しいので、医師にとって初診時には「けっこう元気そう、たいしたことなさそう」に見えたんでしょう。

昼間っから総合病院の救急に紹介されるほど、とてもひどい肺炎だったそうですが、呼吸苦もそんなに感じなかったのです。

痛みやつらさを感じる力って・・・生きていくために大切ですねラブ

製薬企業の向かう5つの方向性(厚労省)

  • 2007.07.26 Thursday
  • 10:51
【厚労省】新医薬品産業ビジョンを公表(薬事日報ウェブサイト)
 厚生労働省は、新医薬品産業ビジョン(仮称)の原案を公表した。新ビジョンでは、産業の将来像を見直す一方で、継続的イノベーションが必須なことや、医薬品卸の将来像・求められる機能も新たに明示した。また、「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年戦略」を踏まえた5年間の集中的なアクションプランも新たに策定。後発品市場や一般薬の育成、流通機能の効率化・高度化など総合的な内容を盛り込んだ。厚労省は30日の「医薬品産業政策の推進に係る懇談会」で、関係団体から新ビジョンについて広く意見聴取するほか、8月9日までパブリックコメントを募集、国民からの意見も聞く。

 5年前に策定した医薬品産業ビジョンは、国際競争力の強化を最大の主眼に、新薬開発力を高める点から、M&Aや提携を視野に入れた戦略を求める一方、治験環境の整備、新薬承認審査のさらなるスピードアップなどの項目をアクションプランとして提示していた。

 しかし5年が経過した現在でも、未だ達成されていない点があることや、その後に発足した安倍政権が、経済成長の加速化、イノベーション促進を政策課題に位置づけたことから、5年間の変化を踏まえ、新たな医薬品産業ビジョンを検討すると共に、その具体化のため、政府のとるべき施策のアクションプランも策定した。

 新ビジョンは前回の構成を基本的に踏襲し、▽産業の将来像を国際展開の現状を踏まえて見直す▽産業の発展に、継続的イノベーションが必須であることを明確化する▽医薬品卸の将来像を示し、求められる機能を示す−−などを新たに盛り込んだのが特徴だ。

 産業の将来像については、製薬企業の向かう方向性として、▽メガファーマ▽スペシャリティファーマ▽ベーシックドラッグファーマ▽ジェネリックファーマ▽OTCファーマ−−の五つに再分類した。

 医薬品卸の将来像については、▽全国を網羅する大規模な流通網を持ち、メーカー系列を脱したフルライン卸で、高度な情報サービスや情報インフラを持つ「統合型」▽特定の地域を商圏としながら、他の地域を商圏とする卸と連携し、グループとして統合型卸に対抗できる機能を備える「連携型」▽後発品などの特定の製品分野や、診療所、薬局の個店など特定のユーザー、特定の地域に特化し、その特徴に合わせた流通網や情報サービスを行う「特化型」▽医薬品の流通業を超えて、水平統合(業態卸)または垂直統合(製造・卸・小売)の主体となる「新規複合型」▽医療保険制度の対象とならない大衆薬等を専門的に取り扱うことで、効率的な事業展開を図る「大衆薬特化型」−−に分け、それぞれ求められる機能を提示した。

 一方、5年間のアクションプランは、3省で策定した「新5カ年戦略」を基本的に踏襲すると共に、後発品市場の育成、一般用医薬品の育成、流通機能の効率化・高度化も含めた総合的なプランを示した。

 中でも、イノベーションに関しては、国際競争力のある市場にすると同時に、医療保険財政の持続可能性を確保するために、特許期間中にリスクとイノベーションに見合うリターンが得られ、かつ特許期間満了後は再審査期間を経た上で、後発医薬品に着実に置き換わる仕組みが必要だとし、今年度中に検討すると明記した。
(2007/07/25 薬事日報)

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