CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< ● 黒豆ダイエットで、黒豆売り切れ | main | ● 「ひざの健康講座」のお知らせ >>
● ケンコーコム敗訴について
日経DIオンラインに連載中の、熊谷信さんのコラム「薬剤師的にどうでしょう」から、「ケンコーコム敗訴の理由を考える」についてです。

いちいち納得する内容ばかりでしたが、中でも、
「そうそう!」とうなづいてしまった箇所を引用させていただきます。

● 引用ココカラ
「そもそも、ネット販売が禁止された理由の一つには、既得権益を持つ薬局やドラッグストア側のネット販売に対する強固な反対がありました。つまり、ネット販売業界と薬局・ドラッグストア業界が独立し、反目しあっていたからこそ、裁判に発展するまでの事態を招いたともいえるのです。」
−引用ココマデ

商売の世界では、業種を問わずそうですが、
小売店の近隣に大型店が出店すれば、小売店の経営を脅かすので反発に遭います。同様に、ネット販売は、既存店(対面型店舗)の経営を脅かす可能性があります。

薬局やドラッグストア側の反対があったのは、それも大きな理由のひとつでしょう。

「生活者の安全を守る(誤使用や飲み合わせの予防、副作用の早期発見)」という正論を振りかざし、新しい勢力であるネット販売の道を断とうとしているのです。

「ネット販売も、対面販売も、どちらもこの世の中に必須である」という前提のもとで、法整備を進めてほしいものです。

医薬品を扱う業者には、店舗であろうと、ネットであろうと、国民の健康を守るという倫理観があってしかるべきです。

安全第一は、当然のことです。
一方で、商売における利益追求も当然のことです。

● ネット販売、電話注文、漢方薬・伝統薬の通信販売

これらが規制されたことによって、生活者(消費者)の利便性は大きく損なわれ、販売側も苦戦しています。

利己的な考えを排除して考えれば、あるべき道は明らかなのです。
大変なのは、実際の運営ルールの整備なのですが、いつも入り口にも辿りつかないのです。

たとえば、経営者の立場でいえば、
「ネット販売がなければ、みんな地元のうちの店で買うはずなのよ」、「電話注文ができなくなって、うちの客が減っちゃったわ」とか、

薬剤師の立場でいえば、
「薬剤師が余るのは嫌だなあ。もっと薬剤師が少なくなれば希少価値が上がるのに」とか、「そもそも、登録販売者(市販薬販売の新資格)なんていなければ、薬剤師がもっと貴重な存在になるのになあ」とか、

そういう自分の陣地ばかりを守る姿勢だと、話が前に進みません。

私は何も、小売店はツブレてしまえというのではありません。
私の勤め先は地域密着型の小売店ですが、電話注文不可のダメージは相当受けています。

自身が薬剤師である熊谷さんのコラムは、さまざまな立場の意見を考慮した上で、「本質的にはどうでしょう?」と問いかけています。

↓オススメ
熊谷信の薬剤師的にどうでしょう「ケンコーコム敗訴の理由を考える」
| ☆市販薬について☆ | 06:16 | comments(0) | - |
Comments
Your Comment