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● 「明日、ママがいない」、ドラマ中止要請の感想
15日から放送の日テレのドラマ「明日、ママがいない」を連ドラ予約して観た。

ドラマ中のあだ名がひどすぎるということで児童養護施設と慈恵病院が日テレに抗議するという。(TBSニュースより)

慈恵病院は「ドラマは現実とかい離する内容で、ただでさえ傷を負っている子どもたちに対し、さらに偏見差別を生みかねない」と指摘した。

全国児童養護施設協議会も「子どもの人権を踏みにじるドラマであり看過できない」として日本テレビに意見を伝える方針。

あだ名が、道義的に考えて放送禁止用語に近かったと思うが、ドラマの構成としては良く考えて作られていると感じた。

そもそもドラマは、現実とかい離しているものだ。

例えば、私の両親は耳が聞こえないが、
聴覚障害者関係のドラマは、たいてい現実とかい離している。

手話関係の話も、おかしなことが多い。

たとえば、失語症で手話を使っている彼女に、
恋人が、手話を使う。

彼女は失語症であって、耳は聞こえる。
だから、彼女に話しかける時に、手話は必要ない。

そんな違和感は良くあることだ。

今回「明日母がいない」を観て良かったと思うところは、
いくつもあった。

例えば、
もらい泣きするほど、子役たちの演技がすばらしいところ。

「かわいそう」って上から目線で気の毒がるのは、
自分に酔っているだけ・・・という指摘や、

子供だって親(里親)を選ぶ権利があるなど、
グループホーム長やアイスドールのセリフは、
皆が知っていたほうが良い内容だ。

一般的に「かわいそう」と自分の優しさに酔う人は、
まったく悪気はない。酔っている意識がないから。

「かわいそう」と思ってあげることが、
的外れだということに、気づいていない。

私は、子供のころと学生のころに
両親が聴覚障害と知った時に、

私のために号泣してくれた大人と、
目をうるませて「いい話をしてくれた」という大人に出会った。

正直、号泣されても困ると思った。
私にとってそれは「悲しみ」でもなければ、
「いい話」でもない。単なる「現実」だ。

このような、優しい誤解は、
世界中にある。

萩尾望都のマンガに、
「不眠で悩み、ひとりでぐっすり寝たい主人公」を
「ひとりぼっちでかわいそう」と思った隣人が、
何度もご飯に誘ったりする。

そういう誤解。

私は「明日母がいない」のドラマに抗議する人の気持ちもわかる。
でも、ドラマの作品としては成立していると思う。

ドラマを直す必要があるとしたら、
どう直したら良いのか、正解がわからないが、
放送中止にすることはないと思う。

私はこのドラマの続きが観たい。
| ● 個人的に気になるニュース(医療用医薬品について) | 20:22 | comments(0) | - |
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