● 今日のOTC薬 改訂第4版 好評発売中
- 2018.08.10 Friday
- 22:15
この中で、マトリックスを作成しました。
マトリックスのページは、解熱鎮痛薬では、下記のような感じです。
私は2004年の10月に、
OTCの解熱鎮痛薬を初めて「催眠鎮静成分 配合あり・なし」に分類しました。
その頃、解熱鎮痛薬は、主成分の違いのみで分類されており、
「車の運転や機械の操作に注意が必要」である眠くなる成分のあり・なしでは、
なぜか分類されていませんでした。
私は、個人的には、催眠鎮静成分アリのほうが好きでしたので、
なぜ分類がないんだろう?と思い、
2004年から分類し、メールマガジン等で発表し始めました。
従来からずっと生理痛に使う鎮痛薬は、催眠鎮静成分アリのものが主流でしたが、
(生理中のイライラやつらい気持ちをやわらげ、鎮痛効果を高めてくれるから)
バファリンルナが、生理痛イメージで有名な鎮痛薬としては、
催眠鎮静成分を含まない製品へ、初めて方向転換しました。
2012年3月14日からは、眠くなる成分を含まない「バファリンルナi」として
新発売されたことが、私にはとても印象に残っています。
TVCMで定番の生理痛イメージの鎮痛薬の中で、(もともと催眠鎮静成分を含まない製品以外で)
眠くなる成分を含まない処方変更へ、初めて舵を切ったのが「バファリンルナi」でした。
市販薬を売る立場からすると「特定の成分の配合がない」という特徴を持ち、
お客様に奨める際の選択肢としやすく、英断だと思いました。
近年、「○○の成分は入っていません」という
引き算アピールの製品、増えていますね。
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