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暖冬で、花粉症がやってきた(市販薬の参考になる医学情報)
2007年の花粉の飛散量は、2006年夏の日照時間の不足から、2006年と比べると2倍であるものの、例年と比べると「花粉は少ない」「花粉症はカルイ」とみられていた。ところが、2007年は暖冬で、インフルエンザの流行が1月から2月にずれこみ、花粉の飛散が、おもに3月から2月に早まったために、「インフルエンザと花粉症が同時期に流行する」という、ヒサンな(花粉の飛散にかけて)状況になってしまった。実際、「自分がカゼなのか、花粉症なのか、1ヶ月近くも頭が重くて鼻がでる」なんていうひともでているのである。

【花粉症の原因・悪化要因】
・戦後に大量植林されたスギが伐採されず、開花適齢期を迎えている
・地球温暖化により貼るのスギ花粉の飛散量が増大
・ディーゼル車の排気ガス、工場などの大気汚染で多くの微粒子が飛散することも、花粉症の悪化要因といわれている
・職場や学校などでの精神的ストレス、不規則な生活リズム、高たんぱくや高脂肪にかたよった食事も、悪化要因といわれる
・住宅やオフィスが密集し、通気性が低い
・空気が乾燥していて、乾いた粘膜に花粉が刺激をあたえやすい時期

【花粉症の発症メカニズム】
4人にひとりといわれる、ハウスダストアレルギー(ホコリ、ダニなどの虫、ペットの毛)による鼻炎などを、一年を通して起きるため「通年性アレルギー」といい、スギ花粉に限定して起きる花粉症を「季節性アレルギー」という。呼び名はちがうが、どちらもアレルギー反応である。花粉症は、もともとアレルギー素因をもっているとなりやすいといわれる。小さい頃に、気管支ぜんそく、アトピー、鼻炎だった人は、おもにハウスダストに高いアレルギー反応性(抗体)をもっており、ある日突然、スギ花粉に反応しはじめる可能性をもっている。
 スギ花粉に対する抗体が、じょじょにたまっていき、あるとき閾値を超えると、花粉症になる。このスギ花粉に対する抗体の溜まり方は、個人差がある。スギ花粉に対する抗体が溜まった人が、スギ花粉を吸い込むと、鼻の粘膜にあるスギ花粉に感受性をもつ(スギ花粉に感作された)肥満細胞が反応、ヒスタミン、ロイコトリエンなどのケミカルメディエイター(化学伝達物質)を吐き出す。肥満細胞が、ケミカルメディエイターを吐き出すことを「脱顆粒(だつかりゅう)」と呼ぶが、これによって、さまざまなアレルギー反応が起こる。

【花粉症の症状】
鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血、なみだが多く出る、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、だるさ、ねむけ、中には、熱っぽさをかんじる人もいる。

【花粉症の治療】
起こってしまったアレルギー症状に即効性があるのは、抗ヒスタミン薬の内服、点鼻、点眼。また、アレルギーを予防する抗アレルギー薬の内服、点鼻、点眼などがある。医療用医薬品では、ステロイドの点鼻などもある。毎年つらい症状が出る人は、市販薬に頼らずに早めに受診したほうが良い。花粉症の治療薬は、アレルギー性鼻炎の治療薬と同じであるが、「ねむけ」がでるので、車の運転や危険をともなう作業は避けるべきである。その他の副作用としては、鼻水の分泌を抑える作用のある薬は、「粘膜のカラカラ感、乾燥感(口渇:こうかつ)」がでやすい。

治療は、うすめたスギ花粉抗体を注射する「減感作療法」や、鼻粘膜を処理するレーザー治療、鼻の症状を抑えたり、滋養強壮する漢方薬の内服などがある。

【日常療法】
テレビなどで、花粉の飛散状況をチェック。花粉の多い日、空気の乾燥した日はなるべく外出しないことだ。やむをえず外出するときは、コンタクトではなくメガネ、マスクなどで防御し、帰宅したら、うがい、手洗い、できれば顔も洗いたい。

また、アレルゲンの除去(そうじなど)、適度な運動や水泳などで、自律神経や心肺機能を鍛えること、規則正しい生活、バランスのよい食事、しっかりと睡眠をとることなど、クスリ以外のことも重要になる。疲れをためると花粉症の症状が強く出やすいので注意が必要。
| ■ 花粉症(市販薬の参考になる医学情報) | 12:27 | comments(0) | - |
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