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● 政府が、「OTC医薬品のインターネット販売」を大部分規制
2009年1月9日、政府は「インターネット販売を含む医薬品のあらゆる通信販売」について、第1類医薬品、第2類医薬品の販売を規制しました。

●市販薬(OTC薬)がリスクによって、3つに区分された

第1類医薬品(薬剤師がいないと売れない)リアップ、ガスター、ホルモン剤、新規成分など
next 書面を使って、説明しなければならない(義務)

第2類医薬品(薬剤師または、登録販売者が売れる)かぜ薬や解熱鎮痛薬、漢方薬や便秘薬、みずむし薬、妊娠検査薬など
next なるべく、説明をしなければならない(努力義務)

第3類医薬品(薬剤師または、登録販売者が売れる)ビタミン剤や整腸薬
next 説明ナシで売っても良いが、相談があった場合は応じないといけない

ポイントは、市販薬の大半が第2類、第3類に含まれるということ。つまり薬剤師がいないと売れない薬が第1類で、全体からみると少数なこと。

富士経済の2007年度の推計によれば、取り扱いが薬剤師に限定される第1類のウエイトは4%弱で、新規資格の登録販売者による取り扱いが可能になる第2類が63%、第3類が33%強と大半を占めている。

リスク分類別にみた2006年の市場(見込み)は、第1類が255億円、第2類が3640億円、第3類が2205億円で、第2類のウエイトが半分以上となっている。


2008年秋ごろから、薬のネット販売をテーマに、論争がヒートしていました。

「ネットで薬を売るのはキケンだから、大部分規制すべき」という意見と、「ネットで薬を買えないのは、消費者にとって不便。時代に合っていない」という意見がさんざんぶつかりあい、

結局、当面は、「ネットで薬を売るのは、大部分規制する(第1類・第2類まで禁止)」に落ち着きました。

この論争によって、2009年6月からの改正薬事法全面施行を遅らせるわけにはいかないので、とりあえず、終結させたという意味合いもあると言われています。

私は、どちらかといえば、「ネットで薬を買えないのは、消費者にとって不便」と考える方です。ネットは選択肢の幅が広い。

ただし、「第1類医薬品」−リアップやガスターやホルモン剤、医療用医薬品から市販薬に転用された新成分など−については、薬剤師による対面販売が適当だと考えます。

市販薬(OTC薬)は、リスクによって3つに分類されたのですが、
今回、第1類医薬品と第2類医薬品がネット販売禁止になりました。

それによって、ネットで買えるのは第3類医薬品にあたる整腸薬とビタミンくらいになりました。

あとネットで買えるのは、薬以外の医薬部外品や健康食品などです。
不便というよりは、不公平な感じを受けます。

禁止された「第2類医薬品」には、かぜ薬や解熱鎮痛薬、便秘薬や漢方薬、みずむし薬、妊娠検査薬などおもな売れ筋が全部入ります。

売上ベースからみても、第2類の占めるウエイトは大きい。
なんとOTC薬全体の半分以上。

私は、第2類の医薬品も、情報提供のあり方や、メール相談対応など販売方法を整備すれば、大部分売って良いと考えます。

政府も、市販薬のインターネット販売(通信販売含む)を未来永劫禁止というわけではなく、将来、法整備の必要性を検討する含みを持たせているそうです。

ここからいきなり、口語調になるね。

だってさ〜、私自身、インターネットでOTC薬を買ったことあるんだけど、ケンコーコムとかすごく気を使って販売しているし、ちゃんとしているなあと前から思っていたわけ。

品ぞろえも、6万点以上から選べるんだよね。
質問に応じる薬剤師さんも常駐しているし。

2008年12月17日付で新聞報道された、自殺に使われた催眠鎮静薬24箱を一度に売ってしまった(2006年5月)事件は、そのドラッグストアが特別にいけないと思うわけ。

通販で過剰に売る店は、はっきり言って対面でも過剰に売ると思うわけ。
ちがうかな?

いくらネット販売とは言え、オートメーション方式ではないでしょ?

アマゾンのように、注文伝票を見て、集荷して箱に詰めて宅急便で送った人が、存在するわけでしょ?

「え〜?24箱も買うの?だいじょうぶ?このヒト?」って、医薬品販売に携わる、ごくフツーの感覚を持っていれば、絶対思ったはずなの。

だから、そのドラッグストアの責任の所在はわからないけど、
24箱売るなんて、ゼッタイありえない。

自殺用に使われたイオウの入浴剤のメーカーは発売禁止に追い込まれたっていうのに(それも気の毒だと思った)、飲むクスリでそのユルさ(倫理感・危機感のなさ)はなんなのって?!

私自身、お店で、催眠鎮静成分入りの解熱鎮痛薬を「10コください」って言われたことがあるの。

相手は、大切なお客さま。

怒らせたらどうしよう?って心配だったけど、いろいろ尋ねてみた。
結局、そのお客様は、あきらめて買わずに帰られた。

でも、何コ以上から問い詰めるのかという線引きは、難しいよね。
数箱なら、常備薬かもしれないし。

でも、私だったら、たとえ通販の荷造り担当でも、お客さんに会わないからいいや、とは思わない。

薬の購入数が多いな、と思ったら絶対電話して事情を聞いてみる。というか、24箱は絶対に売らない。

話は変わるけど。

肝機能障害を起こした女性のケースもあったそう。
対面で相談されたら、大事にいたらなかったのでは?と言うけれど。

対面販売で、副作用について説明されたことある?
私は、一度もない。

肝機能障害は、なかなか予測はつかないと思うんだけど。
だからいいとは言わないけど。

私は、同じ種類のOTC薬を3つ4つ買っても、なんにも言われたことない。
(買い物する時は、もちろん自分が薬剤師だとは言っていない)

対面販売だって、ほとんど大半はセルフ販売じゃない?
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「おだいじに」しか言われたことないよ。

それが2009年の6月から、急に説明されるようになるのかしら。
もちろん、常日頃から丁寧に説明している薬局薬店もたくさんあるだろうけど。

ネット販売でも、きちんと情報提供を行っている企業には、要件を決めて許可するなど法整備をして、もっと販売できる品目を広げるべきだと思う。

どのクスリも、有効性と危険性があるのは、痛いほどわかってる。

それでも、「消費者を薬害から守るために」ネット販売を広範囲で禁止するというのは、やはり偏った意見と思う。

すごく気になるのは、「消費者の安全を守る」というのが、実はタテマエでホンネは別のところにあるんじゃないか?という方が、ネット反対派に少なからず含まれていそうなこと。

それについては、経済学者池田信夫さんが「薬のネット販売規制で得するのは誰か?」と題して、いろいろな可能性を書いておられます。

誰もが参考になると思うよ。

(下記は引用リンクです)
薬のネット販売規制で得するのは誰か?

中に、私が共感できない箇所もちょっとはありますが。

池田さんは、「ガスターを買っても説明されたことはない、用法は箱に書いてあるので、それを守って飲むだけのことだ」と書いておられます。

私は、第1類医薬品に関しては、対面販売のみが良いと考えます。第1類については、「本来ならば」説明すべき内容がたくさんあるから。

「本来ならば」と言わねばならないのが悲しいけど。

私がトランシーノ(第1類医薬品)を買った時は、店員さんが広いドラッグストアをかけずりまわって、ひとりしかいなかった薬剤師さんを連れてきて、とても丁寧に説明してくれましたけど。

ですから、お店にもよりますよね。



以下、日経ドラッグインフォメーションからの引用です。
ココカラ---------------------------------------------------

2009年1月15日
政府が「第1類・第2類医薬品の通販禁止」を明示

政府は1月9日、インターネット販売を含む医薬品のあらゆる通信販売において、改正薬事法が全面施行される2009年6月から、第1類・第2類医薬品の扱いを禁止する方針を改めて示した。

---------------------------------------------------ココマデ
| ● 個人的に気になるニュース(市販薬関連) | 08:00 | comments(0) | - |
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